令和5年1月5日(木)
17回目の白馬課外活動にして、初めて夜ゆっくりと眠れました。それほどまでに静かな夜でした。
消灯時間の21時に「さあ、明日もあるから寝ましょう。」と声をかけたら、室内がピタリと静まり返りました。なんとお利口さんな。
昨日一番元気だったのは、夕方の雪遊びで、自由自在に雪を思い思いの形に散らしたり、玉にして投げたり、雪に寝転がったり、顔をつけたりと、様々な遊びをして、良い精神解放の時間でした。誰一人メソメソ、シクシクする子はいませんでした。
2日目は曇り空に少し晴れ間が差すような天気で、風が強く、山の上の方のリフトは朝から停止していたようです。
朝食はほとんどの子が完食しました。食べ終わってすぐにスキーに行きます。今回がスキー初体験の子どもも多い中で、お互いに助け合って準備をしていました。8時半にミーティアを出発して2日目のスキー教室がスタートしました。
初級コースはリフトには乗らずに歩いて登ったところから、転び方や止まり方を教わりました。怖くて泣いてしまう子もいたようですが、それでもインストラクターの方の熱心な指導により、昼頃にはほとんどの子が滑って止まれるようになったそうです。
中級、上級コースの子ども達は朝から何度もリフトを使って滑っていました。どうやらゴンドラでかなり高いところまで行ったそうですが、強風の影響で滑らずにゴンドラで降りてきたそうで、子ども達も残念がっていました。
12時頃にゲレンデのレストハウスにて昼食をとりました。2日目の昼食はハヤシライス。6年生を中心に高学年が配膳をしてくれて、スムーズに準備が整いました。たくさんおかわりをして、少し休憩した後は、またスキー三昧。
初級コースも午後からリフトに乗って中腹から滑ってきました。やはり今回は低学年も多いため時間がかかっていましたが、それでもみんな立派に麓まで降りてきました。
16時頃にマイクロバスに迎えにきていただくまで、また雪遊びです。今日は雪玉を高く積み重ねて、昨日とは違った遊びをしている子もいました。
その後の夕食は、コーンポタージュスープ、サラダ、チキンステーキとポテト、ライス、食後のデザートに自家製プリンといったメニューで、相変わらず高学年の男子はよく食べていましたが、疲れも出てきたのか、昨日よりも残してしまう子もいました。
その後のミーティングでも、昼食も含めて食事が美味しかったと感想で書いてくれる子がいましたが、やはり初級コースの子は少し怖さもあったことが、しおりを見て伝わりました。でも一人ひとり聞いてみると、下まで滑れたから明日もやってみたいとの声が多かったです。きっと明日は自信に変えてくれることでしょう。
あっという間に2日目が終わり、今晩はもう明日に向けて帰りの支度をしなければなりません。荷物をまとめて、21時に消灯。やはりあっという間の就寝でした。
白馬へ17回も通っているとインストラクターの方も、レンタルショップの方も、送迎バスの運転手さんも顔馴染みで皆さんが声をかけてくださり、多くの方々に助けられてこの活動ができているのだと、改めて感謝しました。
ある方は「虹の子クラブの子ども達は、皆お行儀が良くてしっかりしているので、うちの子も虹の子に入れたい。」と言ってくださり、有難い限りです。
そして今年、10年程前までこの白馬課外活動に6年連続参加してくれていた、虹の子クラブ出身の女性2名が助っ人引率として加わってくれたことが、大きな喜びでもあり、頼りでもありました。この課外活動を通じて人育てをしてきたこれまでの年月を思うと、この嬉しさは言葉になりません。
今までご協力いただいた保護者の方々、そして白馬の方々に深く感謝しております。「白馬が待ってる!!」と、子ども達と共に継続していこうと身を引き締めました。
園長 米田記