令和5年1月4日(水)
7時頃から続々と集まり、予定どおり7時30分に海老名を出発しました。
天候にも恵まれ、車窓からの景色も素晴らしいこと。見える山々の説明もしながら、8時30分頃に初狩サービスエリアで休憩。諏訪湖サービスエリアでも急遽トイレ休憩を挟み、梓川サービスエリアに着いたのは10時40分頃でした。過去の課外活動では、梓川SAでの休憩中にバスの中で昼食をとっていたのですが、コロナ禍になりバス内での飲食ができないため、ミーティアまで我慢しなければなりません。これも体験です。少しでもと思い、許可をもらった上で私が用意した菓子パンやドーナツを子ども達に配り、それを食べて白馬まで耐えました。12時30分頃にミーティアに到着し、持ってきた昼食を食べる頃には、空腹過ぎて逆に食べられない子もいました。
今年は昨年よりも雪が少なく、安曇野で高速を降りてから雪が積もっている年もあるのですが、信濃大町あたりでも雪が少なく驚きました。しかしながらスキー場では昨年よりもお客さんが多く、これまた驚きました。
14時過ぎにミーティアを出発しスキー場に向かいます。スキー場はお馴染みの「いいもりゲレンデ」でした。天候は厚い雲が広がり、少し雪がちらついていましたが子ども達はなんのその。初級、中級、上級のコースに分かれて練習に入り、17回目のスキー教室が始まりました。中級、上級コースは早速3回リフトに乗って滑ったそうです。
今年は低学年も多いため、どうなる事やらと思っていましたが、初級コースもインストラクターの先生の話を真剣に聞き、取り組んでいました。初歩の初歩、板の持ち方、歩き方、履き方、片足だけ履いて歩く練習、ブレーキの練習など、リフトには乗らずに麓の方でしっかりと基礎を教わりました。
16時頃に中級、上級コースの子ども達も麓に降りてきてから、マイクロバスが到着するまでの間は、雪遊びです。雪合戦をする子、大きな雪の塊を見つけて嬉しそうに抱いている子、雪に埋もれて人型を作る子、皆思い思いに楽しんだようです。この日のミーティングでも、感想でこの雪遊びのことを書いていた子が多かったように思います。
17時前にミーティアに帰ってきてからは入浴ですが、よく手伝ってくれているご褒美ということで、4年生以上の高学年を温泉に連れて行くことにしました。ミーティアの浴室だけでは全員入るのに時間もかかってしまうので、残った低学年の子ども達もゆっくりお風呂に入ることができました。
入浴して19時頃から夕食です。本日のメニューは、サラダと野菜スープ、ローストポークとポテト、ライス、食後にロールケーキが出ました。ミーティングの感想では、食レポのように詳細を書いてくれた子もいました。それほど皆美味しい美味しいと言って食べ、ライスを4回おかわりした子もいるほどでした。また、メインのローストポークはナイフとフォークを使いましたが、ナイフとフォークで食事をしたことがない子、慣れていない子もいたので、これも学びになったのではないでしょうか。
初日で疲れもあると思い、ミーティングを短めに終わらせて、21時頃就寝。電気が消えるとほとんどの子がぐっすりでした。
今回低学年も多く参加している中で、数年前のこんな出来事を思い出しました。ある一年生の女の子が、ペンションの玄関で下駄箱から靴を取ろうとして、「取ってー!届かないー!やってー!」と大声をあげていたら、高学年の女の子が「人に物を頼むときは、やってください、お願いしますでしょ。やってもらったら、ありがとうございます、でしょ。」と諭しました。すると、その女の子はその後、上級生に対して敬語を使うようになりました。それから海老名に帰ってきて数日すると、その女の子のお母さんから、「先生、戸惑っていることがあるんです。あれから、お母さん○○してください、お願いします。ありがとうございます。と言うようになったんです。」と笑って報告があり、「良いじゃないですか。」と成長を喜んだことがありました。その頃の彼女達も今では大学生や社会人になっています。
さて、今回の課外活動ではどのようなことが起きるでしょうか。楽しみのスタートです。
園長 米田記