白馬便り 平成31年1月6日

朝からチラチラ雪が舞う天気でした。
今日は14時には帰りますので、荷造りをして各部屋から荷物を降ろし、ロビーに集めます。
昨日のO君のケガで皆動揺しているようで、
安全を考えて「スキーではなく雪遊びをしたい」と言う意見が子どもたちからも出たので、
好きな方を選ばせて、スキーが20名、雪遊びが13名でゲレンデに出発しました。

朝食は昨日の朝のメニューとほぼ同じで、昼食も帰ってきてミーティアでの食事です。

私と富樫先生はO君を連れて、9時にはミーティアのオーナーの福島さんのワゴン車で病院に向かいました。
だいぶ痛みも和らいできたようでしたが、まだ辛そうで横にさせて運びました。
日曜日で普段は休診日なのですが、幸いなことにこの日は開いていて、直ぐに診てくださり、
ギプスを縦にカットして脚が晴れても圧迫しないよう処置してくださりました。
本人も楽になったと言い、ホッとしました。
昨晩薬が効かなくて痛かった・・・と医師に伝えたら、
「子どもなので強い薬は危険のため避けました。」とのことでした。
薬のせいなのかお腹も痛そうにしていたことを伝えると、胃薬も出してくださりました。
帰って病院で診てもらえるようにCDのデータと紹介状を頂き、
ホッとしながら福島さんに迎えに来てもらって、
車でも座っていられるようになったので、安心しました。
ミーティアでは長イスに横になって1時間ほど睡眠をとり、
起きてからは昼食のスパゲティも平らげて、座って漫画を読む余裕もできたようなので、
皆安心して声をかけていました。

ゲレンデでは、雪遊びをした6年生の女子が、
「雪はシンシンと音がするんだって、聞いてみよう!!」と耳をすませるも、
ゲレンデの音楽が鳴り通しで、「音楽を止めてくれないかなー」と、
かわいい光景があったそうです。

12時には全員無事に帰ってきて、また朝と同じく戦争のようにウェアを着替え、
レンタルのものは返却し、食堂に集合して昼食をとりました。
昼食はミートソーススパゲティでした。

食事を終えると、O君をまずバスの一番後ろに乗せてから、
大きな荷物をバスに運びました。
低学年の子どもたちも、一生懸命何回も往復して運んでくれて、感動でした。
荷物を運び終えると、楽しみにしていた買い物です。
O君も「楽しみにしていたのに買い物に行けない!!」と不満を漏らしていたので、
お家のお土産を買ってきてあげました。

14時になり、見送りに来てくださったミーティアの福島夫妻、
インストラクターの方々とお別れをして海老名に向かいました。

O君は痛みが和らいだようで泣かなくなり、
富樫先生、加藤さんに見守られ、バスの中でも落ち着いていたので安心しました。
帰りのバスの中では毎回反省会をします。
その時O君の「今回ケガをしてしまったけれど、逆に僕は勉強させられました。
スキーも高いところから滑ることばかりではなく、
低いところで安全に止まる、転ぶ練習ももっとしたい。
来年も参加してもっと上手くなりたいです。」との言葉に感動しました。
他の児童も何かを感じたはずです。
全員に記念品を渡すのですが、O君には特別に「痛かったで賞」も別で贈りました。

3回サービスエリアで休憩し、中新田小学校に予定より早い6時に無事に着き、
11回目の活動を終えました。
ご協力くださいました皆様に心から御礼申し上げるとともに、
次回もご協力賜りますようお願い致します。

米田記