令和4年度白馬便り~2日目~

  白馬課外活動2日目、天候に恵まれて今日は晴天、皆朝食もほとんど完食して元気にスタートです。

 子ども達も初日の昨日は、緊張疲れもあったのか消灯の21時にはほどんどの子が就寝してくれて、職員達も助かったと笑っていました。今回参加が3年生以上の為、やはりある程度成長していて、話も聞けて理解ができすぐに行動に移せるので、引率も助かる部分が多々あります。

 朝集まってから、親から離れての生活は、たくさんの人に助けられて成り立つもの、であれば感謝の気持ちを言葉に表すことを昨日に続き教えました。家族の間でも、「ありがとう」や「はい」、「うん」、「わかった」等の返事を習慣にすべきだとも昨日から教えています。是非明日帰ってからも続けてほしいなと願います。

 スキー場は空いていて、雪質も最高で、インストラクターの方々も教えるのが非常に楽だと仰っていました。インストラクターの方は指導も上手で、子ども達も真剣に耳を傾けてついていきます。初級コースは少し歩いて隣のゲレンデに向かったのですが、本日はリフトが動いておらず、なんと虹の子の貸し切り状態でした。お陰様で他所の方を気にする必要がなく、思い切り練習ができました。昨日基本を教わり、今日は歩いて傾斜を登って、そこからゆっくり滑っていって止まる練習です。思い通りにいかず悔しがる子もいましたが、それでも皆滑って止まれるようになりました。

 中級・上級クラスは朝からリフトを使用してガンガン滑ります。聞くところによると、随分上の方まで行ったそうです。隊列を組んで降りてくる姿はとてもかっこ良く感動でした。

 お昼はレストハウスでハヤシライスをいただきました。お味もとても美味しく、何度もお代わりする子もいました。

 1時間ほど休憩を取り、午後も3クラスに分かれて滑りました。午後は初級クラスもリフトに乗って、中腹から降りてきたそうで、やはりまずリフトに苦戦し、その後本格的な傾斜に苦戦したようですが、それでも麓のレストハウス前に戻ってくる頃には皆滑れるようになって帰ってきました。その後2回目にリフトで登って降りる頃には、右に左に隊列を組んでカーブもできるようになっていました。どうやら滑る前は「不安だから無理かも」なんて言っていた子もいたようですが、滑れるようになって降りてくる頃には、自信に満ち溢れた顔で、弱音もでなくなったそうです。毎回のことですが、この成長に心を動かされます。

 中級・上級の子ども達も降りてきて、「楽しかった!」、「まだ滑れる!」と興奮していました。今日滑ったコースの隣には、かなり傾斜がきついコースがあるのですが、どうやら上級コースは明日そちらで滑るそうで、楽しみにしている様子でした。

 16時頃にスキー場を引き上げ、本日もまた温泉に行きました。昨日は密を避ける為、そして一般の方のご迷惑にならない為に2か所に分かれましたが、今日はミーティアオーナーの福島さんが事前に掛け合ってくださり、みんなで一か所の温泉に行くことができました。最近リニューアルした所だそうで、内外装もきれいで広々としていて、ゆっくりと温泉に浸かることができました。温泉のロビーにアイスの自販機があり、子ども達から食べたいとの声が多数上がったので、本来は夕食前にアイスを買うことはないのですが、夕食を完食することと引き換えにアイスを買って食べました。夕食が食べられなくなるからと、自制して食べない子も4分の1くらいいて、それも立派なことです。アイスを食べた子は印象に残ったのか、今日のしおりに「アイスを食べられて嬉しかった。ありがとうございました。」と書いてくれた子もいました。

 ミーティアに戻って18時から夕食です。今日のメニューは、コーンスープ、白身魚のフライ、ライス、ローストポーク、食後のデザートに牛乳寒天をいただきました。基本的に黙食ということもありますが、やはり一日スキーをした疲れもあるのか、より一層静かに、黙々と食べていました。

 食事が終わったら予定どおり反省会をします。初日と同様に温泉が気持ち良かった、ミーティア、ゲレンデでの食事が美味しかったという感想もありましたが、やはりスキーが滑れるようになって良かった、スキーが楽しかったとの感想が一番多かったです。その中でも「帰りたくない」と書いてくれた子が何人かいて、白馬に連れてきて良かったと、冥利に尽きるなと感じました。
 実は今朝の朝食が終わった後で、子ども達がケガをしないように念を込めて一人一人握手をして回りました。そこで私の握力が強かったのが印象深かったのか、そこから何度も私の手を握っては握力勝負をしてくる子がいて、しおりに「園長先生の握る力が強かった」と書いてくれていました。

 明日は最終日。朝からスキーの準備と帰りの支度でてんやわんやします。最後まで安全に、そして楽しく滑って帰りたいと思いますので、あと少しだけ帰宅をお待ちください。