令和4年度白馬便り~1日目~

 数年振りの大雪と言われている白馬いいもりの地に立って、”来た!„と実感し喜びを感じ、歩くとザクザクと鳴り”これぞ雪!„と感動しました。

 全員で27名、「スーパーなかや」の駐車場を健康で元気に出発し、新しい経験と思い出作りのスタートです。

 晴天の中、素晴らしく美しい富士に迎えられて、「初狩」のサービスエリアで新春を感じ、新たな年の美しい空気を思い切り身体に吸い込ませました。「初狩」には雪はありませんでしたが、子ども達は外にあるベンチにできた霜を手で集めて「冷たーい!」と感動し、凍った芝生の上をザクザク歩いて音を楽しんでいました。
 普段は甲府盆地まで進むと左手に中央アルプスの山々が見えるのですが、今回は全て雲で覆われていて珍しく見えず、行く先の天候が予想できました。長野県に入ったとたんに、道路脇に積もった雪が現れて、例年このあたりからこの雪を見て冬を実感させられています。例年通り信濃大町に入る頃から雪景色になって、子ども達も感動でざわめき始めました。途中から極端なほどに雪の量が増え、吹雪いて視界が悪くなることもありましたが、12時半頃に白馬に着きました。バスからの荷物運びも、高学年が先頭に立ち、バケツリレーの様に運んでいって、集団で協力することの重要性を一緒に学びました。 

 そこから荷物を各部屋に運び、1時にミーティアの食堂で食事、そこからスキーウェアに着替えて、ブーツを履き、2時にスキー場へ出発です。スキーが初めての児童が14名いましたので、高学年にも指導を頼み、速やかに、スムーズに行動して、スキーができる時間を多くし楽しめるようにしました。
 スキー場は空いていて、コロナ禍前の様な賑やかさは無く、これなら悠々とスキーができると安心しました。子ども達は早く滑りたい!!と勇んでいましたが、着いてからも準備に慣れず少し苦戦しているようでした。スキー場ももっと吹雪いているかと思っていましたが、雪質も良く、そこから初級、中級、上級(中級と上級は合同)で3クラスに分かれて練習しました。
 初級はゲレンデの平なところで、スキー靴での歩き方、板の持ち方、板の装着の仕方、外し方、板をつけてからの動き、そして転び方と基本的なことを全て教わりました。中級、上級クラスは早速リフトに乗り、中腹から滑りました。久しぶりだった子も、思い出しながら無事滑ることができたようです。

 4時にスキー場を出てミーティアに戻った後、27名を男女で2グループずつに分け、分散して2か所の温泉に行きました。後のグループは行った温泉が混雑していて、3件目でようやく入れました。それ程白馬から温泉が少なくなりお客さんが集中しているということですが、反省会でのしおりには、温泉を喜んでくれた子がたくさんいたので、明日も行きたいと思います。

 ミーティアに戻ってから夕食です。今晩のメニューは野菜のスープ、エビとあさりのグラタン、チキンステーキとライス、食後にプリンをいただきました。ミーティアの食事が美味しかったと、明日も食事が楽しみだと幾人もの子がしおりに書いてくれていました。

 今日は幾種類の除雪車を見ることができ、子ども達も大はしゃぎでしたが、雪が降り続けているので、明日がどうなるのか心配です。それでも、スキーが無理な時は雪遊びでも子ども達は喜ぶでしょう。皆元気に楽しんでいるので、ご安心ください。

米田記