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朝、「新聞で子ども達の応用力、思考力の低下が問題になってきた。」と報じられているのを読んで、今何ができるのがろうか?と考えて、朝礼にのぞみました。
何時もの「ドラえもんのポケット」(エプロンのポケット)から、一枚のハンカチを取り出し、
私:「さあー、これは何でしょう?」
子ども達:「ハンカチ!!」
私:「そう、ハンカチだね~。これから手品をやります。良~く見ててね。」子ども達は目を輝かせてワクワクしています。
私:「さあ!これは何の形ですか~?」と四角のハンカチを見せると、
子ども達:「四角!!」
私:「ピンポ~ン。そう!!四角ですね。それでは、これは?」と半分に三角折にします。
子ども達:「三角!!」
私:「ピンポン!ピンポン!そう、三角です。」そして今度は半分の長方形に折りました。
私:「さあ~今度は?」
子ども達:「長四角!!」
私:「そう!!長四角でした。みんなすごいね。良く解ったね。じゃあ、この部屋の中の四角、三角、長四角は~?」と問いかけると、保育室を見渡して思い思いに気づいた物の名前を上げてくれました。競争で探しています。ころ合いを見計らって、
私:「それでは、このハンカチでは作れないけど、マルい物はあるかな?」室内に円物ってなかなか無いんですね。ある子がピアノの上の地球儀を見つけて、
子ども:「あった!!地球儀!!」
私:「えら~い、見つけたね。お家の中にも、丸、三角、四角、長四角の物がたくさんあるはずだから、お家の人と一緒に探してみましょう。マルもたくさんあ ると思いますよ。一枚のハンカチも不思議だね~。四角から、三角、長四角に変身するもんネ~。マルはできないけれど~。」と話して終えました。
その日の散歩道に、3~5才児達は道を歩きながら、「三角が有った。あれが四角だ。あの三角を2つ合わせると四角になるよ。」など、形に気付きの会話にはずんだ散歩だったそうです。