我慢の積み木


子ども達に我慢することを教えるには、どうしたら良いか?と考えました。
そしてこんなことをして見ました。
 朝の朝礼
 さあ是から手品をします。と何時も皆が遊んでいる木製の積み木のケースをテーブルの上に出しました。そして、色々な形の積み木を取り出して「ここに有る 積み木は、我慢という積み木です。三角、四角、長四角、いろいろあるね?(1個取って)御母さんに、朝「早くしなさい」と言われたとき、「未だ遊びたいん だけれど、我慢しよう」と1つ我慢しました。(と積み木を置きます)又一つ取って「好き嫌いをしないで食べなさい」と先生に言われて「体が丈夫になるか ら、我慢して食べよう」と我慢しました。(と、積み木を上に重ねます)
 いろいろ我慢しなければいけない事を揚げて、積み木が10個以上積み重なりました。
 そこで「1つ1つと思って我慢したことが、こんなに沢山の我慢に繋がって、こんなに沢山の我慢の出来る強い子になります。皆も少しでいいから我慢して、沢山の我慢ができる様にしましょう」
 と話かけました。子どもたちは目を輝かせて、話を聞き積み重なっていく積み木に夢中になりました。
 職員からも、子供達の興味の持ち、身を乗り出して聞いていた。との報告でした。
 以前にも書いたかも知れませんが、大きな我慢はしなさいと言っても、出来るものでは有りません。人間はじょじょに鍛えて強くなって行くもの。小さい時に甘やかして置いて、もう何歳になったから我慢しなさいと言われても出来るわけが有りません。
 日頃少しずつ、我慢を教えて鍛えて行けば良いのです。
そんな事を考えての、指導でした。
各御家庭でも、挑戦してみて下さい。