子どもの言葉。  「一人ではできない、みんなとじゃないと・・・」


今2月21日(土)に予定の、発表会の練習に入りました。
 年中、年長で「おむすびころりん」のオペレッタをします。
CDを購入して見ると、いきなりおむすびがころげる所から始まります。
「何か可笑しいよね。これではわからないよね~どうしたら分かるかな~」
と、子供たちに問かけました。「?」首をかしげています。本を読んで「むかしむかしおじいさんとおばあさんが住んでいました」の行だけを読みました。
 Aチャン「むかしむかし」
 皆   「あるところに、おじいさんとおばあさんが」
 Aちゃん「むかしむかし、ある所に心のやさしい(凄い)おじいさんとおばあさんが」Bちゃん「仲良く(凄い)くらしていました」皆でこの文章を作成しました。
 「おじいさんが木を切りに行くんだって。どうして木がいるんだろうね」
 C男「ご飯を炊くためだよ」そしておばあさんがおじいさんに「ご飯をたく木が無いから木を切ってきて下さい」の言葉が生まれました。
 このように全て子供達に言葉を見つけさせて、振り付けも全て考えさせています。
指導していて面白いこと、面白いことポンポン楽しい的を得た言葉が出てきます。
午睡しない年長組4名が、真剣に話あい考えていました。
「何を相談しているの?」と聞くと「ねずみの踊りを考えているの」「明日お休みだから、家で考えて来たら?」と先生が言うと「ダメだよ。家では一人だから出来ない。皆で考えなければ、、、」
 このオペレッタの演出を考える事から、自分だけではなく皆で考えて作り出す事の楽しさを学び、また一人ではなく皆でやる事の大切さも学びました。
 社会では、皆で助け合い協力して生きて行かなければなりません。
大きな発見であり成長です。たった2日で子供たちが大きく見えて、たった15名が数十名の集団にかんじられるように成長しました。
 明日は何を作り上げるか、子供たちの行動と豊な発想が楽しみです。