みちのく便り あとがき

 第20回目の岩手課外活動も天候に恵まれ、児童の健康状態も良く、体験したいことはほぼできて充実した旅でした。移動の為の乗り物も確保できて、児童にできる限り負担をかけないよう、安全に動けるようにできたことも大きな要因だったと思います。海老名発着も児童にとっても引率する側にとっても楽であり、仙台駅に行きは朝5時着、帰りは23時55分発という時刻にも関わらず、フジクラドライブ社の方々から温かい支援を頂き、それがなければ成り立ちませんでした。

 今回参加児童21名と大勢で、特に苫屋の宿泊定員18名を超えてしまい、2班に分けての苫屋、えぼし荘泊は児童、職員共に大変でした。体験も分散されてしまい、一人一人に十分な指導ができなかったことが大きな反省で、来年は全員が同じ体験ができる環境にすべきだと、計画の練り直しを考えています。 また、来年度に向けて考えていきたいのは、3食がカレーライスだったので、宿の方や温泉施設との事前の交渉も密に行うべきと反省しました。

 1年生から6年生と年齢の幅が広い中での活動であったが、子ども達はしっかりと低学年は高学年から学び、高学年は低学年を指導するという役割を実行して、共に大きな体験であったことが、保護者の方からの報告、又は本人達の帰ってきてからの行動からも伺えて、大きな成果であったと思いました。

 普段できない自然との関りも十分にできたと思います。子ども達の希望した木登りも半数の子が参加し、自信をつけていました。海水浴も泳いでいる子は少なかったですが、磯遊びを自由にして、都会ではできない自然との触れ合いでした。当たり前ではあるのですが、「海の水はしょっぱい」との感想も、微笑ましい声でした。

 子どもって何と素晴らしいか!と感動させられる出来事がたくさんあった、忘れられない旅になりました。

 最後になりましたが、反省すべきところは反省し、次に繋げていくことが私達の使命と考えて来年も頑張りたいと思います。この活動にご協力頂いた全ての方々に心から感謝申し上げます。

米田記