子どもとの知恵比べ

昨日、富山県氷見市の沖合で子どもとみられる遺体が見つかったとの報道がありました。

富山県では先月の20日から2歳の男の子が行方不明となっており、かなりの人数で捜索されているそうですが、今もまだ見つかっておらず、今回発見されたご遺体との関係性を調べているそうです。

今回のご遺体と、行方不明になっている男の子との関係性はまだわかりませんが、これを読む皆様には、1、2歳児の成長速度を見くびってはならないということを、強くお伝えします。
あっという間に様々なところに手が届くようになり、ドアノブを回す、鍵を開けるなどの動作も器用にできるようになります。

どこのご家庭でも親と子どもとの知恵比べがあると思います。
私達保育者もそうですが、子どもの成長速度に追い越され、置いてきぼりにならないよう心がけています。

「まだ大丈夫」とは決して思わず、「危ないかもしれない」と常に考えてみてください。

・子どもからは目を離さない
・玄関や勝手口、窓などは必ず施錠する
・ベランダには踏み台になる物は置かない
・ハサミや包丁などの刃物、危険物は手に取ることのできないよう工夫する
・熱い飲み物等はテーブルの中心部に置く
・アイロンやストーブの管理に気をつける
・歩くときは子どもの後ろを歩く

これらの安全管理をご自宅で徹底していただけますでしょうか。

子どもはかけがえのない財産ですが、失うのは一瞬です。
失ったことがある者として、皆様に切にお願いします。

虹の子保育園
園長 米田和枝