ヤビツ峠で待っていた私に元気に下山してきた女の子から、「先生!!熊はいなかったよー!」との報告で大笑いしました。
10月21日(金)、本園ぞう組10名、分園ぞう組7名、合計17名で大山の山頂まで登り、無事に降りてくることができました。
最高の秋日和でしたが、山頂は雲海の中で、次第に晴天になっていき、海老名の街や横浜のベイブリッジも見えたそうで、これまた大きな経験になりました。
平日でしたが登山客が多く、昨年よりも賑やかな山でした。コロナ禍も収まりつつあり、天候も良かったので混むだろうなと予測していましたが、スムースに登山、下山ができたようです。
今年度もコロナ禍の影響による運動不足の不安がありましたが、子どもたちは日ごろ私達が指導しているとおり、“足で登って、足で降りる„ができたそうで、大きな成果だと感動しました。
まず全員が無事に下山できたことが何よりですが、週明けに「また行きたい人!」と聞くと、ほぼ全員が手を挙げてくれて、素晴らしいなと思いました。
中々今までそうは返事が来ず、せっかく待望の大山登山ですので、子どもたちが喜んで参加して、再度行きたいと言われることが、引率する職員にとって何よりの頼もしい言葉です。
大山登山を終えたことで、子どもたちの表情は自信に満ち溢れ、目に見えて変化が現れました。
それは単純に山を登り、降りてきたことだけではなく、道中の登山客の皆さんとの触れ合いも影響しているかもしれません。
虹の子保育園ではもう何十年も続けていることですが、5歳児がヤビツ峠から山頂を目指す姿はまだまだ珍しいようで、すれ違う度に「何歳ですか?すごいねー!」、「頑張ってねー!」と声をかけてくれます。
登山客の皆さんからいただくその声援も、子どもたちが自信を身に付ける一助になっているのではと感じました。
楽しい思い出を胸に、来年に向けて安全を願い、今後も計画していきたいと思います。
ご協力いただいた保護者の皆様に御礼申し上げます。
子どもたちからそれぞれの思い出話を引き出し、たくさん褒めてあげてください。
虹の子保育園・分園
園長 米田和枝