19回 みちのく便り 平成28年7月30日


男の子達の部屋で寝ていたら、朝4時、
カーテン越しから朝日が昇ろうとしています。
海の見える「えぼし荘」ですから
子ども達に朝日が見えるようにして
自分の部屋に戻り、文章書きをしながら
日の出をみました。
素晴らしい日の出でした。
6時半、男の子の部屋に戻り、
一緒にラジオ体操をしました。
それから朝の散歩、10分位登ったところが展望が良く、
リアス式海岸が雲の中から浮かび上がり、美しい絵の様でした。
また、陸橋を走る1両車輌の電車を観ることが出来、
旅行冊子の写真の様で、大歓声でした。
その後、食事をして1日のスタートです。


苫屋へ向かう前に途中「野田村保育所」へ寄り、
虹の子保育園の園児が作った「えびーにゃ」の提灯を届けました。
あまりの広さと豪華さで、全員が「羨ましい~!」と歓声が上がりました。
木造で、ある大手の会社が被災救援事業として、
10数億寄付して作られたとのこと。
立派な園舎を見学して、園児達と話もして帰ってきました。
「えびーにゃ」提灯は、すぐに保育室に飾ってくれました。
みんな玄関まで見送ってくれて、またまた感動しました。


朝から良い天気で、午前は苫屋の前の川で川遊びです。
苫屋を外から見学して、9時までキャーキャーワイワイ
全員が水遊びをしました。
「こんな楽しい遊びは初めて♪」
と、いう女の子が2名いましたし、誰一人嫌がることなく
最後は私に笹舟の作り方を聴きに来て、
笹舟を流して遊びました。
苫屋の近くの広場に移動して、
野田村学童の子ども達10名と合流しました。
社会福祉協議会の職員の男の方がバーベキューをして下さり、
野田塩で握ったおにぎり、焼きそば、フランクフルト、
鳥と豚肉を焼いて下さり、一緒に食事をしました。
楽しく、美味しくいただき、野田村のご好意に心から感謝しました。


野田村の子ども達と別れてから、公園にある桜の木が
丁度登りやすい木だったので、社会福祉協議会の方に聴いたら
登っても構わないということでしたので、
登りたい子には、側に着いて登らせました。
みていて面白いのは山登りも木登りもセンスがあるようで、
1年生の女の子が5年生の男の子と同等に上手に登り、
彼女も自信がついたようでした。
こうして動くことで、子ども達が色々な角度の遊び体験から
自分の好きなこと、得意なことを見つけて
進む道の役に立ってくれたら嬉しいと想っています。
達成した時の喜びの顔を見るのも、私の喜びです。


1日、三陸観光バスで移動しながら「えぼし荘」に戻り、
お風呂、食事をすませ、
また、9時に私は男の子の部屋で一緒に寝ました。
私が寝るのを知らせてありましたので、大人しいこと。
ゆっくり体を休めることが出来ました。
米田記