園児との悲しい別離がありました。


彼のお母様が出張で、1週間留守になりました。
どの子も1週間親から離れるのは大変なストレスで、
どのように変化するかわかりません。
職員達も配慮の打ち合わせをして保育に臨みました。
ご家族の協力もあり、無事1週間が過ぎ
お母様が帰った日、お父様が迎えに来られました。
帰り際に、私が笑顔で、直立で彼の名前を呼び
引き留めました。
彼はパッと私の前に、私と同じ直立で立ちました。
私は手に「表彰状」を持ったつもりで、
『表彰状。○○君、貴方はお母さんが留守の間
良い子でがんばりました。がんばった賞です。』
と、読み上げました。
彼は目に見えない『表彰状』を嬉しそうに両手で受取り、
一礼してお父様のところに笑顔で戻り、
お父様もこの光景を嬉しそうに眺めていました。



彼が大人になって逢えたなら、私は自分より大きく成長した彼に
また『表彰状』を渡したいと想います。



「立派な大人になりました。嬉しいです。」
と・・・
これが私のです。