令和6年度 冬の課外活動だより~1日目~

 初めての八ヶ岳、富士見高原スキー場での課外活動が始まりました。 毎年行っていた白馬村のペンションミーティアの予約が取れず、職員達が情報を集めて、やっと今回の宿泊施設であるジュネス八ヶ岳の予約が取れ、すぐに下見に行き、子ども達の想いに応えてあげることができました。
 スーパーながやの駐車場に朝7時集合。子ども達の明るく元気な顔を数日振りに見ることができ、毎日一緒だったかの様な親しさも取り戻せて、元気をもらえました。「行ってきまーす!」とバスに乗り込み出発すると、車内は会話が弾み賑やかになりましたが、コミュニケーションが不足している時代ですから、周りの迷惑にならない程度だったので自由に交流させました。

 海老名から長野までずっと晴天で、山梨に入ってからは中央アルプスの山々がドーンと目に映り、真っ白で素晴らしい姿を見せてくれました。最初の休憩所である初狩SAには雪も無く、富士山には若干雲がかかっていて残念でしたが、植木には霜が降りており、触ってみると指先が痛いくらいでした。
 比較的空いていた中央道を進み小淵沢で高速道路を降り、そこから10分程度で目的地に着きました。今朝は3㎝ほど雪が降ったそうですが、道にはほとんど雪が残っていませんでした。
 9時30分頃には目的地である富士見高原スキー場、ジュネス八ヶ岳に着きました。子ども達は素早くバスから荷物を降ろして宿泊施設に入り、男女分かれて広い更衣室を用意してくださっており、そこで着替えてすぐにスキー場に向かいました。歩いて3分程の場所でインストラクターの方々と合流し、3班に分かれて注意事項やスキー靴の履き方、板の持ち方等を教わっていました。

日当たりがとても良く、右手には甲斐駒ヶ岳がドーンと立派な姿を見せて見事な場所でした。私は、ずっと持参のイスに座って子ども達がスキーをする姿を見ていようと思っていたのですが、 左の耳が痛くなってきてまずいと思ったため、皆い迷惑はかけられないと思い、先に施設に戻りました。高山病かなと不安に思い受付の方に「ここは標高何メートルくらいですか?」と声をかけると、「1,200m以上はあります。」とのことでした。丹沢大山と同じ位の標高と聞いて驚きました。 寒さと標高が原因だったようで、暖かい部屋でこの文章書きをしている次第です。
 子ども達は午前中から早速滑ってきたようで、1班(中・上級)は午前中からリフトに乗ったようでした。2班、3班の初心者チームは板の着け方、転び方、止まり方をみっちり教えてもらったようでした。
1時頃、昼食を食べに施設に戻ってきた時には、楽しかった!と笑顔で皆元気に食堂に入ってきました。本日は貸切状態で、食堂も私たちの団体のみでした。昼食はカレーライス、から揚げ、ゼリー、ヤクルトでした。何回かおかわりした子もいたようで、配膳や下膳も含めできることは子ども達にやってもらいましたが、いつもどおり行儀良く、立派な子どもたちでした。
 衣服等を調節して、また午後の1時30分頃からレッスンがスタートしました。午後にはどの班もリフトに乗って滑って下まで来られるようになったようです。子どもたちは滑れるかどうか不安だったかもしれませんが、私は不安視していませんでした。なぜなら、一番最初にインストラクターの方々からの話があった時に、しっかりと話を聞くことができていたからです。子どもたちは「少し上手になったよ!」、「もう滑れる!」と自信がついた様子です。
 15時30分にスキーレッスンを終え施設に戻ってからは、まず入浴です。男女で2グループずつに分かれて順番にお風呂に入りました。脱衣所の使い方などは反省もあったようですが、これも学びです。
 ゆっくりお風呂に入り、夕食までに時間が空いたので早めのミーティングをしました。皆しおりに思い思いに感想を書いていました。あとで読ませてもらいましたが、皆それぞれの個性が現れていて、とても楽しく、微笑ましく読ませてもらいました。保護者の皆様も帰ってからの御土産になると思います。

 18時から夕食です。献立はハンバーグ、骨付きウインナー、クリームコロッケ、サラダ、スープ、カレーグラタンと、とても豪華な内容で、少し量が多かったのか残してしまう子もいましたが、多くの子が完食していました。
 そこからはまた集まってミーティングをして、いつもの課外活動よりも少し夜の時間に余裕があったので、職員が持ち寄ったレクリエーションを3つほどしましたが、これが大盛り上がり。小学校の垣根を越えた交流ができるような内容にもなっており、「普段できない仲間づくり」という課外活動の目的にも大きく貢献できた時間だったように思います。
 自由時間はテレビを見たりおやつ交換をしたりと楽しく過ごして、21時に消灯。男の子はどの子もすぐに寝てしまったようです。女の子は慣れない親元を離れての夜ということで、寂しくなったり不安になったりした子も何人かいたようですが、その子もちゃんと眠りにつくことができたようです。
 例年と違い明日にはもう帰路につくということでバタバタとした感じがありますが、最終日を楽しみたいと思います。