保育園での小事件!!

『転がった靴』   令和4年1月28日

あひる組1歳児クラス(2歳になっている子もいます)が、園近くの用水路沿いに散歩に行ったのですが、散歩の途中で、一人の男の子の靴が脱げて、コロコロ転がり、用水路に落ちてしまったそうです。

職員から「子供の靴が脱げて、用水路に落ちてしまいました!!」と無線で事務所に連絡が入りました。

あひる組の子ども達も、フェンスにつかまって、不安そうに様々な会話がありました。
中には、「わたし、とりにいってあげる!!」といった声も。(イヤイヤ、ムリ)

無線機で全クラスに伝わっていたので、
「○○君の靴が用水路に落ちたんだって!」
「大丈夫かなー・・・」と心配して、これまた、様々な会話が飛び交いました。

ちょうど分園の子供達もお散歩の途中で、あひる組とばったり出会ったそうで、「大丈夫ー?取れたー?」と心配して声をかけてくれたそうです。

連絡を受けて、大郎先生が網を持って自転車で飛んでいくと、幸いにも網で取ることができました。

大郎先生が戻ってくると、「大郎先生!!どうだった??」と4歳の男の子が声を掛けてきました。
「大丈夫。靴は取れたよ。○○君、もう履いて帰ってくるよ。」と大郎先生が答えると、聞いていたこどもたちも「おぉ~」と大盛りあがりでした。
「良かったね!」と、そこでまた会話が弾みます。

あひる組さんが帰ってきました。靴を転がした男の子は、意気消沈(かわいかったです)。他の子たちはいつもとは違ったできごとのお陰で楽しそうに、逆に意気揚々と。

玄関フロアでも「○○くん、あしたはきをつけようね!」と子ども同士の会話が。
年長の女の子達が、「○○くんが用水路に靴を落として、大郎先生が取りに行ってくれたんだって。よかったね~」と、大人のような会話が飛び交い、私もほのぼのしながら仕事をしました。

皆さんにも見せてあげたい光景でした。

ちなみにコロコロ転がった靴は用水路の草の上に落ちたので、濡れることなく、それを履いて帰ってきました。

職員たちは、子ども達の友達を思いやる言葉の数々を聞いて、一年の苦労が靴の代わりに飛んでいったようでした。

米田記