最高の大山登山


11月2日本園分園年長組で大山登山をしました。
天候不順の為に待って、待って、待った今日の日です。
富士山が一日中雄大に見えて、秋晴れの最高の登山日和でした。
私は(登山は)もう無理だろうと諦めて、
山の準備をして行かなかったのですが、
清々しい空気と紅葉に誘われて
“行ける所迄”~と、K先生とゆっくり登り始めました。
25回以上登っている山なので
コースは頭の中に入っているのですが、
歩いてみて天候の悪さで道が悪くなっている所は、
木道に変り手が加えられていました。
子ども達の”ヤッホー”が聞こえたので、
私も上に向かって”ヤッホー”と返しました。
登っていた先生は、
『誰だろう?園長は登ってないはずだけれど~』
と、思ったそうです。
そばで聞いていたK先生は、
私の声に「凄~い!!いい声」と感心して誉めてくれたので
元気が出て頑張りました。
途中で12時になったので、
腰を下ろして2人で”おにぎり”を食べました。
子ども達も食べているだろうな~と思いながら・・・
今朝コンビニに行って、
卵とソーセージ、チーズを買って
栄養士に「ゆで卵」にしてもらいました。
何で昨日マーケットで買わなかったのかと悔やみました。
小さなソーセージ、チーズしか手に入らなかったので・・・
私も前日も色々あって、考えが及びませんでした。
延期延期の登山だったので「お弁当はおにぎり」としました。
それではお腹が空くだろうと夜になって思いつき、
私が用意し、栄養士に「ゆで卵」を頼みました。
下山した際、先生が、
「両手にゆで卵、おにぎりで持てなかったので、
ソーセージは口に入れてあげて可愛かったですよ~」
と、楽しそうに報告してくれました。
登った子ども達の感想は、
「楽しかった!だけどもう登りたくない疲れた~」
でした。
子ども達の運動不足は車社会になった為でしょうか?
体力作りを園、家庭と共にして行かなければならないと反省です。
子ども達にはこの思い出を一生忘れずに、
何かの時に”ふと”思い出して再現して、
人生を楽しんでくれる人になって欲しいと願いました。
昼食を終えて元気になり、又歩き始めたら、
「これから降ります」とメールが主任から入りました。
もうすぐ下社からのコースの分岐が近いので、
そこ迄は・・・と、続登しました。
分岐でK先生が「子ども達の迎えに行ってきます」と登り、
私はここで待つと言って別れ、社に向かって手を合わせました。
“全員無事に下山できますように”と・・・
どうせ私は早く歩けないので、
皆に迷惑をかけるといけないと考えて、
「先に下山しま~す」と主任に声をかけ、一人で下山しました。
子ども達とはヤビツ峠迄600mの標識のある所位で合流して、
子ども達は元気に降りて行き、
足の遅い1人と元気な2人の子には職員が2人が付いて
後からゆっくり降りました。
そして後からの子達が階段上で姿が見えると、
「頑張れ~!頑張れ!!」と声をかけて、
着いたら皆がその子に駆け寄り、
まるで野球のホームランを打った選手を迎えたような輪になりました。
そのシーンに、職員達、近くにいた登山者達も感動で
疲れが飛んだ光景でした。
私が下山した時も、
「先生頑張れ!26回頑張れ!!」
と、応援してくれたのですが、
私としては、頂上迄行けなかった申し訳なさで
心から満足ではありませんでした。
が、この光景が26回目登山の〆となり、
また良い思い出を残しました。