26回目の大山登山


10/27(火) 秋晴れの最高の天候の登山日和でした。
当初の予定日は天候が悪く延期となり
週半ばの登山は子どもも職員も日程的にはきついのですが
まずは天候の良し悪しで登ることが出来るか出来ないかが問題でした。
過去に 5回目にしてやっと登れた年もあったり
第1回目は途中で雨になり 山頂は全く視界のない中での登頂で
「先生!頂上まで行こうよ!」
と 頂上についても信じてもらえなかったこと
などがありました。
ちなみに その男の子は現在都内の電車の運転手をし
結婚もし 好きな道を歩んでいます。
子ども達は全員で15名の参加 引率職員4名と私・園長が登りました。
例年通り 761m迄はワゴン車で行き
山頂1251m 阿夫利神社(上社)迄の1時間コースの予定です。
山の地図を広げたら 何と1996年版。
昭文社「丹沢の地図」を作成された神奈川県庁山岳会の松尾良文氏から謹呈された地図で
その中にきれいな松尾氏の文字が書かれていました。
法人立ち上げから多忙になり 久しくお逢いしていなくて
懐かしく思われました。
知識と人脈の豊富な方で 一生を山にかけた方であり
皇太子殿下のお供で丹沢のご案内をされたり
国内の様々な方とつながりのある方で
私は多くの知識を分けていただきました。
また 私の仕事を理解して下さり 助けていただいたことも多く
温厚なお顔が思い出されました。
ヤビツ峠は紅葉がはじまり 紅葉も赤く
山も上に登るにしたがって 秋の色に変わっていきました。
10時30分に出発。
昨年 私は途中で体調が悪くなり 子ども達の後から自分で調整しながら登り
神社でお弁当を食べている子ども達に追いついたら
「園長先生 どこから(どこを歩いて)来たの?」
と 問われました。
神社の山門から 階段を上らず横を回って
電波塔の方から広場に抜けられる道の方が楽なので
その道を通って行ったからでした。
私が冗談で「ヘリコプターかな?」と笑って言ったら
子ども達はその言葉を信じてしまい
『園長先生はヘリコプターで登ってきた!』
ということになり
その後の経験画にはしっかりと
私がヘリコプターに乗って操縦士の傍に座っている
素晴らしい絵を描いてくれた子がいて みんなで感動いたしました。
が やはり過労の中の登山で 帰宅後 喘息の発作を起こし
呼吸困難に初めてなり 1週間寝込んでしまった経緯もあるので
今年は 登山するかやめるか 非常に悩みました。
職員達からの「遅れても登れるところまででも良いので・・・」
との願いもあり 今年も同行いたしました。
本来 私は山女(やまおんな)であり
子ども達と行けることに 心がワクワクしていましたので
とにかくゆっくり登れるところまで と決め同行しました。
結果 子ども達の後から体調に気を付けながら登りましたが
子ども達とは15分位しか違わずに着くことが出来ました。
12時30分でした。
年々山道も変化しています。
子ども達の平衡感覚が悪くて 下りの斜面は腰を降ろし
滑り降りるような格好になっていて 冷や冷やしました。
(その姿勢は非常に危険なのです。)
運動不足がよくわかりました。
平らな道ではなく 斜面や舗装されていない道も歩く必要を感じました。
人間最後は体力勝負です。
この行事が少しでも親と子の学習の場であって欲しいと願っています。