盛岡駅に夜行バスが6時15分頃到着し、子どもたちは全員元気でした。私は5時30分頃からターミナルで待っていましたが、朝の盛岡の空気は美味しく、ひんやりとしていて、猛暑の海老名とは違い爽やかな心地でした。待っている間も東京からのバスが4台ほど停車し、人気に関心しました。
この岩手課外活動の発起人でもある私の恩師の国安先生(91歳)のお宅を訪ねて、再会を喜び健康を確認しました。特に引率している大郎先生、大将先生は小学生の頃から交流があったため、二人の成長を喜んでくれました。子どもたちとも少し会話をして握手をしてきましたが、小学校の教員を長く務めた先生にとっては現場に戻ったような感動であったのではと、ずっと立って見送ってくださるお姿からそのように感じました。何度も手を振るお姿を見て、末永い健康を祈り、頭を垂れて別離できました。
道中のコンビニでサンドイッチやおにぎりを買い込み、7時頃過ぎに道の駅石神の丘に到着しました。
顔を洗って歯を磨いた後は、テーブルを並べて朝食の時間です。爽やかな天候の下、空いていて危険もない環境の中で、楽しい朝食の時間でした。子どもたちは早く子どもの森に行きたいようでウズウズしている様子でした。
予定よりも少し遅れて9時40分頃に「岩手県立児童館子どもの森」に到着しました。建物の前で写真撮影をして中に入ると早速楽しそうなものが。「ようかいスタンプラリー 1回100円」の文字を見つけました。県内外の子どもが考えた妖怪が館内に隠れていて、それを見つけてスタンプを集めるとのこと。なんと合計で10匹もいるのだとか。何年も子どもの森を訪れていますが、この催しは初めてでした。全員分のお金を払い用紙をもらって子どもたちは今にも飛び出しそうでした。
体育館で館内のルールを確認すると、一斉に飛び出していきました。館内には建物3階建て相当の複合遊具「のっぴぃ」や、「おもちゃのお風呂屋さん」、「職業なり切り列車」、「大きなトイレ」他様々な子どもを楽しませる遊びがあり、乳幼児から小学生まで1日中遊べる施設です。施設の職員の方も含め、子どもを楽しませたい、楽しんでもらいたいという気持ちが伝わってくる取り組みに毎年感銘を受けます。
「これが海老名にあったら・・・」と毎年考えます。どなたかご協力いただけないでしょうか。思いっきり遊んで11時半頃から体育館の中で昼食です。石神の丘の直売所で購入した手作りおにぎりや手作りパンが人気でした。
スタンプラリーの結果はというと、全員協力し合って10匹の妖怪を見つけることができたようで、帰りがけに受付のところで職員の方にプレゼントをもらいました。10匹の中から気に入った妖怪のカードがもらえたようです。袋がしっかりと『封』じれており、細部までこだわりを感じます。お土産として持ち帰りますので楽しみにしていてください。
13時前に子どもの森を出発し、次の目的地の龍泉洞までは約2時間の移動となります。途中トイレ休憩も挟みましたが、ほとんどが熟睡していて起きないほど、バスの中で充電していました。
龍泉洞に着くとあたりは川と森に囲まれているため少し涼しく、空気が澄んでいて気持ち良かったです。私は外で待っていましたが、戻ってきた子どもたちは「涼しかったー!」、「寒かったー!」と口々に、中には「神秘的できれいだった」との感想を言ってくれる子もいて、連れてきた甲斐がありました。中は暗く、非日常でもあるので、怖く感じる子もいたのではないかと思います。また、外には井戸があったようで、水を汲む体験が楽しかったという子もいれば、河原に魚がいたそうでそれを見つけて喜んでいた子もおり、思い思いに過ごせたようです。昨年も龍泉洞のショップでソフトクリームを食べたのですが、お店のご主人が覚えていてくださり「今年もようこそ、岩手も暑いでしょう。」と快く出迎えてくれました。今年もソフトクリームを堪能して帰ろうとしていたところ、ご主人がこっそり「熊の頭蓋骨があるんだけど子どもたち怖がるかな。」と仰るので、「いえいえ是非見せてください。」と伝えると、中から箱を出してきてくれました。箱の中には話のとおり熊の頭蓋骨が。何やら近隣の猟師さんが捕らえた熊の頭蓋骨をお店に飾ってくれないかと持ってこられたそうですが、「お店に飾ってもお客さん怖がらせちゃうから。」としまってあったそうです。子どもたちは初めて間近に見て驚き、興奮していたようでした。「実物はあんなに大きいのに骨は思っていたよりも小さい」とか、「牙がすごい」など、大興奮の様子です。これもまた特別な体験をさせていただきました。
そこから宿泊施設のえぼし荘に向かいましたが、今回は海岸線の三陸復興道路を私も初めて通りました。仙台から八戸までつながる三陸の沿岸道路で、被災した地域を盛り上げようという意思が伝わり感慨深く思いました。ここも、ここも、津波の被害にあったのよと伝えると、子どもたちは窓の外を見て神妙な面持ちでした。それぞれが何かを感じ取ってくれていると良いなと思います。
えぼし荘に着いてからはすぐに入浴をして、食事をしました。夕食は少し量が多かったのか、残してしまう子も何人かいました。昨年は大半が6年生で、よく食べたことを思い出し、1年での変化を面白く感じました。
終わった後はミーティングです。みんなには子どもの森での感想を聞いてみましたが、特にスタンプラリーが楽しかったようです。今までこんなことなかったのだと、恵まれていることを伝えると驚いていました。
その後何名かはホームシックになってしまう子もいましたが、それも大切な経験です。今はぐっすり眠っています。
明日は海水浴、晴れの予報です。明日も嬉しいハプニングがあるでしょうか。楽しみです。