冬の課外活動だより~あとがき~

第17回冬の課外活動を無事に終えることができ、子ども達の願いを叶えてあげれた事に安堵しています。
今回は、白馬、白馬と言っていた課外活動の場所が八ヶ岳になり、子ども達も職員も初めての慣れない場所への不安を抱えての出発でした。保護者の方々も不安だったことだろうと、中新田小学校へ迎えに来られた時のお顔を見て改めて感じました。
今回無事に活動ができたのは、子ども達による団結と、素直な子ども達だったからこそ。新しい環境にも馴染めて楽しい活動になったと思います。
夏24回、冬17回の課外活動を引率して、やはり異年齢の集団の重要性を毎回感じます。やんちゃで注意をされていた子達が立派な6年生になって、下級生の手本となり、守り、指導ができるようにまでなる姿を見られることは、育てた側にとって、心からやりがいいのある活動だと感じ、子ども達に感謝しています。4人の1年生も心配しながら見守っていましたが、よく集団生活についてきてくれて、次の活動が楽しみです。
ちなみに、夏の活動の初期の頃は夜行バスに乗ると、「ちびっ子か〜」と他の乗車客から嫌な顔をされ私達も気を使いました。今は笑顔で迎えてくれて、下車する時は「楽しんで来てね」と声を掛けてくださるようにもなりました。これも全て子ども達による行動の積み重ねであり、「このような人に育ってほしい。」という思いを汲み取る力のある子ども達に感謝です。
白馬のペンションミーティアでも、お客さんの中で1番の行儀の良さとお褒めいただいており、温泉に行っても他のお客さんにも迷惑をかけないよう教えてきましたから、現在では何処へ行っても嫌な顔はされずに済んでいます。最初にしっかりと指導したことで、当時参加した高学年の子ども達が低学年の子ども達にしっかりと指導してくれて、それをずっと引き継いでくれていることが良く分かります。だからこそ最初が肝心であることを実感しています。


この活動を通して参加した子ども一人一人が集園生活の大切さや、どの様な事に注意して行ったら良いかを学び、社会に出て参考にしていってくれる事を願ってやみません。
八ヶ岳の施設は、スポーツの合宿等を目的とする利用者が多い環境で、安心して活動ができる場所でした。今後もこの施設を利用するか否かは皆さんの意見もお聞きしながら決めて行きたいと考えています。
参加していただき、ご協力いただいた保護者の方々に心から御礼を申し上げると共に、今後も変わらぬご支援をお願い申し上げます。

園長 米田記