園長からご挨拶

◆20年を振り返ってみて◆

子供が好きで、一生子供の中で生きて行きたいと願い、海老名市でたった一人で場所探しから始めて、多くの方々の御支援を受けつつ、20年の年月がたちました。
 当時、産休明け保育を行っている園が無く、預かって欲しいと公務員のお母様に依頼されて、受けたのが始まりでした。
 最初の10年は、園舎を建てたり、園児増員の為の増築と、激動の時間でありました。
 あとの10年は、保育園の福利厚生、及び、保育内容の更なる充実を求め、また学童保育の必要性から卒園生を中心とした学童保育の創立を致しました。
 小規模施設でありながらここまで来られましたのは、常に在園児、卒園児とその保護者の方々から暖かい励ましの御言葉を頂き、支えていただいたからであり ます。また、この小さな園を巣立っていった、多くの卒園児が社会に貢献する人間に育ち、かつ幸せな人生を送って下さる事が、夢や希望となり、今に至り、今 後もそうあり続けるでしょう。
 「子供を中心とした保育内容」を一貫して守りつづけてきたこと、また、有能な情熱のある職員集団に恵まれたからこそ継続できた事と、感謝しております。
 また、今日迄、他分野の方々からの多大なる御支援を賜り、園に対しての御理解、御鞭撻のおかげで、維持、継続できました事、深く深く感謝申し上げます。
 今後も、20年継続して積み重ねてきた将来の担い手である児童の育成を、地域の方々に御支援頂きながら、誠実に将来の大人達に夢を託して、努力して参りたいと思っております。
 今後共、皆様の変わらぬ御支援、御鞭撻を心からお願い申し上げ、これを機会に、私の「志」を若い方々に少しずつ受け継がせていく努力をして参りたいと存じます。

園長   米田 和枝



~創立20周年記念誌『ひしょう 2』より 抜粋~