令和2年も最後の登園日となりました。
保護者の方々と共に、新型コロナウイルスの感染から子ども達を守る1年でありましたが、子ども達もほどんど体調を崩すことなく元気に登園してくれて、職員も誰一人風邪をひくことなく勤務でき、「自他共に守る!」という1年でした。また、例年ならバザー、納涼祭、運動会等々楽しい行事が続き、私共も保護者の方々や子ども達の笑顔からエネルギーをもらっての仕事なのですが、それもできない不安の中でも職員同士励まし合って、無事に年末を迎えることができましたので、来年は皆様と共に希望ある1年にと願って終えたいと思います。
令和2年においてまず園で感じた事は、この40年を経た中でも特に子ども達が健康で、病気による欠席が少ない1年でした。保護者の方々が新型コロナウイルスから子どもを守るべく環境を整えて頂いた賜物だと感謝申し上げると共に、職員一同拍手をお贈りしたいと思います。またこの経験で得た教訓を忘れずに、継続していく必要性も感じております。お正月休みに向けて1年の始まりでもあり、すべき事、したい事が沢山おありかと思いますが、上記の事を大切に考えて、子ども達を守る冬休みにして頂きたいと願っております。
園の行事がままならない中ですが、年末に突然、園の屋上開放を実施致しました。これはある卒園生から「また保育園の屋上に登りたい!」との希望が寄せられ、それなら子ども達が普段眺めている風景を見て、親と子で語り合う機会となり、保護者の方々も新型コロナウイルスで規制されている日常から少しでも解放感を味わって頂ければと思い、企画させて頂きました。突然の一斉メールでのお誘いでありましたが、最初に希望してくれた卒園生の他にも、4組のご家族が参加してくださり、きれいな夕日、富士山、海老名駅周辺のビル街、ご自身のお住まいの場所等、お子さんと会話が弾んでいる様子でした。帰宅しても共通の話題で会話が増えたら、これが園からの“クリスマスプレゼント„になるのではと思ったのですが、逆にこちらが笑顔のプレゼントを頂きました。
屋上は素晴らしい眺望なので、雨上がりの虹やきれいな夕焼け、刻々と変わる雲の動く様など、日々移り行く自然を観察して、感性を豊かに育ててくれます。今朝は生憎の曇り空でしたが、それでも1組いらっしゃって、屋上に上がって頂きました。今後も折を見て、今回の様な急なご提案ではなく、余裕をもって企画させて頂きますので、是非お越しください。
重ね重ねになりますが、今年は例年以上に大変お世話になり誠にありがとうございました。お身体にお気をつけて、良き新年を迎えられますようお祈り申し上げます。