腹八分目の愛を


新聞に、50代の独身の息子が、80代の働けなくなった母親を、放棄して行方不明と載っていましたが、先日も、40歳の独身男性が、薬を使うようになり、母親が、夫も亡くして途方にくれている‥などさまざまな話を聞きます。
自立できなかった悲劇かな?と胸をいためました。
「愛」は目に見えない物で、感じる物です。
その感じ方によって、大きな愛と感じるか、不足な愛と感じるか難しいです。
又、コップ一杯位の愛で満足に感じるか、バケツ(?)一杯位の愛ではないと満足に思われないとか‥さまざまな感じ方があると思います。
長い人生の中で、前者の「コップ一杯」位の愛で満足して生きて行けるようであれば、どんなに楽で しょう。
「コップ一杯」位、腹八分目で満足でき るように、育てて行かなければならないかも知れません。
愛には限りなく、要求は無限にしてきます。
愛を受けるのは、親からばかりではありません。
社会のあ らゆる世界の中から、愛を受けて人は、勇気をもらい、助けられて生きて行きますが、「人に愛される人間」に育てる事も大切です。
人に合わせる勇気、努力を持った人ほど、沢山の愛をもらえるのではないでしょうか?「コップ一杯」の愛で「して もらった‥」と感謝するか、「これ位しかしてくれない」と不満を持って生きるか、その違いでしょう。
幼い時に、学校へ上がる前までに、この様に育てると、生き方に大きな違いが出てきます。
親の愛は無限です が、子は親の思うようには育ちません。
それを知る事で、小学校3~5年生で反抗して自立しようと、親に向 かってきますので、その時の覚悟を持って育てましょう。
親の勝 手、親の都合で子供を育てないようにしましょう。