子供達が、人に会っても挨拶をしない……とよく言われます。
毎年、夏に希望者の子達を連れて岩手へ 行っています。
朝、7時頃盛岡に着いて、私の恩師の家の周りを移動で歩いていると、決まって
「おはよう~どごがら来たの~?」
と声をかけられます。
「おはよう~」の時もあります。
朝早く20数名ぞろぞろ歩いているので目につくのでしょうが、会う方々がほとんど声をかけてくれて、
「おはようございます。神奈川から来まし た。」
と返事すると
「えっ!!そんな遠い所から~?」
知らない方々との朝の挨拶です。
都会では考えられません。岩手へ行っても、長野に行っても同じです。
南部の曲り屋や、「えぼし荘」、夕食をとる「ゲンデルランド」もタタミの部屋です。
挨拶は正座で手をつきます。
日本古来の挨拶です。
イスの生活が多くなった今でも大切な作法です。
保護者の方に話すと、「信じられない」とおっしゃいますが、やらないことはできません。
人と人を結ぶ挨拶。
親がやらなければ、子供もしません。
「おはよう」「こんにちは」と心の窓を開けよう、と話しています。