升(マス)

大切な用事で岩手の実家に帰えりました。
誰も居なくなって物だけの家の中から、一升マス、一合マスを見つけて、「教材に使える」と思い持ってきました。
帰りに従妹が「今年の米だよ、持って行かないか?」と厚紙袋に入った新米をくれました。
「米」と「升」、子どもたちはこの升がどんな役割をするのか解らないはずと、保育園を始めに、学童5団体、合計7団体に「米」と「升」を持って回った。その団体ごとに反応が違い子どもたちとの楽しい触れ合いでありました。まず「升」の名称と使用用途が解りません。
名称を知っていたのは学童5団体の内の2団体、上級生3名、それも「虹の子保育園」の出身者の女の子であり、
保育園で教えた事をしっかり覚えてくれていたのは嬉しく思いました。
この一升マスの中にこの一合の「米」がどのくらい入るかな?から始めて、
一合マスを2個持参して一人一人「米」に触れさせて一合マスで十杯が一升である事を目で確認させました。
皆生き生きと「米」の感触を楽しみながら、一生懸命「米」を「升」に入れていました。
見ていて感じた子どもたちの違だが、上級生の上手なやり方を見て学んでいる子はさすがに上手で手早く出来ました。
最後に袋に戻す時の音が「雨の音、波の音」と発見してまた楽しんでいました。
「米」に触れて何時も見ていても触れる事がなかった「貴重品」との遊びを皆楽しんでくれました。
この経験は現代の子たちの経験できないことでです。
保護者(保育園)の方から「貴重な体験をありがとうございます。子どもが目を輝かせて報告してくれました。」とのご意見があり、
通常できない体験をさせることができて本当に良かったと私も満足で、
天国の両親や従妹も喜んでくれるだろうと思いました。